南北に長い日本列島では、冬場に西高東低の気圧配置になると、北海道・東北地方から山陰地方までの幅広い地域に大雪の被害が及ぶというのが典型的なパターンとなっています。大雪に至らないまでも、冬場の積雪時やアイスバーン状に凍結した道路では、タイヤがスリップをおこして思いもよらない大事故に発展してしまうこともめずらしくはなく、そのために自動車の足回りの冬用装備が不可欠となります。


ごく手軽なのはスタッドレスタイヤのような、特殊なゴムと滑りにくい形状の溝を採用したタイヤを履くことですが、その性能にはある程度の限界があります。そこで、タイヤに巻くタイプのチェーンを装着すれば、最大の制動効果を上げることが可能です。
このチェーンには金属製のものと非金属製のものの2つのタイプがあります。金属製チェーンの制動効果は昔から折り紙つきですが、足回りにかなりの負荷がかかるため、時速30キロ程度の走行がやっとであり、装着もめんどうです。
いっぽう、合成ゴムや特殊ウレタンでできた非金属チェーンであれば、軽くて装着がしやすく、比較的高速走行にも耐えることができるといった特徴があるため、金属チェーンよりもやや高価にはなりますが、初心者であっても快適に使いこなすことができます。